2012/10/29

運命



この記事には卑猥な表現が含まれています。
読まれる方は自己責任でお願いします。

第58話 運命

2012/10/26

家探し































休日、ディーンとラトーシャはファミレスに来ていた。


















ラトーシャ「ディーンってホント甘いもの好きだよね。」

ディーン「うん。ケーキだったら一日で1ホール食えるぞ。」

ラトーシャ「そんなに食べたら太るよ?」















ディーン「ストレス発散してんだよ。外科の手術とかって神経使うし結構疲れるんだぞ?」

ラトーシャ「そりゃそうだろうけど。」

ディーン「俺はちゃんと筋トレしてるから大丈夫だよ。」

ラトーシャ「でも最近ちょっとおなかぷにぷにしてるよ?」

ディーン「うるせーよw」














ディーン「ラトに話そうと思ってたんだけどさ。俺、引越し考えてるんだ。」

ラトーシャ「引越し?」

ディーン「うん。」


ラトーシャ「そういえばこの前のバースデーパーティーのときにローガンとなんか話してたね。」

ディーン「聞いてたんだ?」













ラトーシャ「聞いてたわけじゃないけど、ちょっと聞こえてきた。」

ディーン「貯金も十分貯まったしさ、そろそろ寮出ようかって思って。」

ラトーシャ「そっか。いいね。」

ディーン「ラトもそのほうがいいだろ?寮だと休日ラトが遊びに来たときも廊下で職場の連中に会ったりもするし。気使うしさ。」















ラトーシャ「寮って言ってもあそこはアパートみたいなカンジだから、たまに廊下で会うくらいだよ?それにディーンの職場の人たち、すごくいい人ばっかりだし。」

ディーン「でもやっぱりこうして休みの日に一日家でまったりとか、しにくいからさ。」

ラトーシャ「まぁ、それはしょうがないよね。」

ディーン「俺が引っ越したほうがラトも遊びに来やすいだろ。」









 




ラトーシャ「そりゃあそうだけど。(あたしは彼女ですアピールできてよかったんだけどな。) 」

ディーン「ローガンに不動産の知り合いがいるらしいから、今度紹介してもらうことになったんだよ。」

ラトーシャ「へぇ~。よかったね。」 
















ディーン「今度の土曜、ローガンと不動産行ってくる。」

ラトーシャ「アパートとか見て回るの?」

ディーン「うん。アパートっていうよりはマンションかな。」



















ディーン「手ごろなところがあれば一軒家でもいいかなって思ってるんだ。」





















ラトーシャ「一軒家?!賃貸でしょ?高いんじゃないの??」

ディーン「高いかもな~。でも街中より病院はちょっと離れてるし、病院の近くならわりと住宅街多いんだよ。そっちでいい家ないかな~って思ってさ。」

ラトーシャ「そっか。」


















ラトーシャ「どんなとこになるか、楽しみだな。」

ディーン「今度一緒に見て回る?」

ラトーシャ「いいの?行きたい行きたい。」


















土曜日。


男「すいませんこんな時間になってしまって。」

ディーン「いえ。」














男「この辺は駐車場が少なくて。ちょっと歩くんですが大丈夫ですか?」

ディーン「はい。」

男「あ、お車お持ちですよね?」

ディーン「はい。」

男「いまからいく家はちゃんと駐車場完備なのでご安心ください。」












ディーン「おいローガン。」小声

ローガン「ん?」

ディーン「この人めちゃめちゃ怪しくないか?お前ホントに大丈夫なのかよ。」小声
















ローガン「すまん。俺の知り合いは今はほかの件で忙しいらしくて担当ムリだった。会社自体は知り合いのところだから、大丈夫だよ。」小声

ディーン「ホントかよ。もし騙されてたらお前に半分請求するからな。」小声

















ローガン「それはムリだが裁判沙汰になったら俺が担当するよ。」小声

ディーン「裁判沙汰って・・・。」

男「もうすぐですよ。」















男「着きました。こちらです。」





















男「街からもほんの少ししか離れていませんし、この辺は治安も悪くないですのでおすすめですよ。」

ローガン「へぇ~。結構いい家だな。」

男「新築なんですが、ここに住むはずだった新婚さんが事故で亡くなってしまって、ご両親が家を手放すことにしたんですよ。」

ディーン「うわぁ・・・。」













男「そういうことがあったのでなかなか買い手が見つからなくて困っているんですよね。家には特に問題ないんですが。」

ディーン「オバケ出たりはしないんですか?」

男「誰も住んだことがないので・・・確認はできていませんが、大丈夫だと思いますよ。今開けますね。」

ディーン「 (大丈夫なのかよ・・・・。) 」













ローガン「さっきの家、なかなかよかったな。」





















ディーン「あぁ。あの一軒家?」

ローガン「うん。もう一箇所のマンションはかなり老朽化進んでるカンジだったし。」

ディーン「ブリッジポートって古いマンションはホント古いもんな~。中はリフォームしてても外がボロボロで不安になるよな。」

ローガン「うん。新しいマンションだと高いしな。」













ディーン「そうなんだよな~。マンションって考えてたんだけど、古いところは壁も薄そうだもんな~。」

ローガン「それは大事だよな。ラトはあのとき声でかいのか?」

ディーン「お前それ聞く?」

ローガン「ははっw」

ディーン「全然でかくねーよ。いまだに恥らっててかわいいんだぞ。」











ローガン「あの一軒家、賃貸より買ったほうが安いだろ?お前あそこに決めろよ。」

ディーン「買えってこと?」

ローガン「ブリッジポートに定住する気ならそのほうがいいんじゃないか?」

ディーン「定住ねぇ。」

ローガン「お前スターライト ショアに戻るつもりでいるのか?」











ディーン「いや、ショアに戻る気はないけど。」

ローガン「それなら今買っといたほうがいいだろ。」

ディーン「でもあんな広いとこ、俺一人じゃ管理しきれねーぞ?2LDKだろ?掃除で休みがつぶれるよ。」

















ローガン「ラトと住めよ。」

ディーン「え?同棲ってこと?」

ローガン「あぁ。そのほうがお互いラクだろ。お前は家賃だけ払えば家事はあいつに任せられるし。あいつは家賃払わなくて済むんだから今のシェアハウスより全然いいんじゃないか?」















ディーン「それはそうかもしれないけど・・・。同棲か、考えたことなかったな。」

ローガン「それにお前ら休みバラバラだろ?」

ディーン「あぁ。ラトが平日休みだからな。」

ローガン「じゃあ同棲したほうが毎日一緒にいられていいだろ。お前だってそのほうがいいんじゃないか?」

ディーン「そうだな~。」












ローガン「結婚とか考えてないのか?」

ディーン「考えてるよ。結婚前に同棲すると結ばれないって聞くしさ。」

ローガン「それはよりお互いの私生活がわかるから幻滅すんだよ。そんなやつ、結局結婚したってガマンするしかないってわかって別れるんだから、一緒なんだよ。」

ディーン「あぁ・・・それはそうかもな。」













ディーン「同棲か・・・。」

ローガン「ラトに相談しろよ。それからあの家決めてもいいかもな。」

ディーン「そうだな~。」
















ディーン「でもあそこ、出たりしないのかな?」

ローガン「お前、意外にビビりだなw」

ディーン「俺じゃねーよ。ラトがそういうのめちゃめちゃ苦手だから、もし出たら絶対同棲なんてムリだし、家にも来なくなるだろ。」

ローガン「リア連れていってみるか?あいつ霊感強いぞ。」

ディーン「マジで?見えたりするの?」

ローガン「見えるどころか話せるらしいからなw」

ディーン「すげえなw」








ローガン「ちょっと電話してくる。」

ディーン「リアちゃんに?」

ローガン「いや。」



















ローガンが入り口近くの静かな場所で携帯を取り出す。




















呼び出し音が鳴る。
電話の相手はいっこうに出る気配はない。




















ローガン「 (いつもならすぐ出るくせに。土曜の晩に・・・どこ行ってるんだ?) 」




















諦めて携帯を切る。





















ローガン「 (ここ最近週末の誘いの電話もないし・・・あいつ、男でもできたか。) 」




















ローガンが席に戻る。


ディーン「ララだろ?」

ローガン「あぁ。」
















ディーン「早かったな。出なかったのか?」

ローガン「うん。男でもできたかもな。」

ディーン「ラトからはなにも聞いてないな。」

















ローガン「そうか。」

ディーン「お前ら、ホント仲いいよな。」

ローガン「男と女の関係じゃないから、一緒にいてラクなんだよ。お互いにな。」

ディーン「あ~、わかるわそれ。俺もラトと付き合う前はそんな感じだった。」

ローガン「お前らはラトが恋愛感情持ってたから結局こうなったけどな。」










ディーン「そうだな。もし付き合ってなかったらいまでも親友でいられたかな~。」

ローガン「それはお前次第だな。ラトが見合い相手とつきあっててもお前がそのままでいられればの話だな。」

ディーン「そういえばそうだなw」





2012/10/24

飾らないデート











ジーン「素敵なバーだね。」

ララ「でしょ?最近できたばっかりなんですよ。」



















ジーン「ごめんね俺、こんな格好で。」

ララ「どうしてですか?素敵ですよ。それにここはドレスコードもないですし。」

ジーン「そっか。ならよかった。」















ララ「ジーンさん、お仕事ってやっぱりスタイリスト?」

ジーン「ああ。そうだよ。」

ララ「素敵。夢叶えたんですね。」

ジーン「いろいろ大変だったけどね。でもおかげでいい経験もできたし、自信もついたかな。」

ララ「こっちでのお仕事のほうはどうでした?」

ジーン「ああ。いいところ紹介してもらえたよ。繋ぎだけどねw」

ララ「そうなんですか。」












ジーン「とりあえず1ヶ月ってとこかな。気に入ってもらえたらちゃんと雇ってもらえるらしいんだけど。」

ララ「じゃあがんばらないとですね。」

ジーン「うん。君は仕事なにしてるの?」

ララ「これ言うのちょっと恥ずかしいんですけどw 警察官です。」

ジーン「へぇ~。意外だな。」












ララ「ふふっw よく言われます。」

ジーン「なんで警官に?」

ララ「最終目的は法医学分析官なんですよ。」

ジーン「へぇ~。そっちのほうが君に合ってるよ。」

ララ「ホントですか?嬉しい。」













ララ「ジーンさん、スタイリストのお仕事向こうで成功してたんですよね?」

ジーン「まぁ、ショーモデルのとかもやってたから、成功してるって言えるかな。」

ララ「どうして急に戻ってきたんですか?」
















ジーン「まぁ・・・いろいろあってね。」

ララ「向こうで?」

ジーン「いや。」

ララ「・・・大変だったんですね。」

ジーン「大変なのはこれからかもしれないね。」













ララ「・・・・今は一人暮らしですか?」

ジーン「ううん。スターライトショアの母を呼んで、二人で住んでるよ。」

ララ「母親思いなんですね。」















ジーン「うちは母子家庭で母一人子一人だからね。」

ララ「そういえばそうでしたね。」

ジーン「それに向こうに行っている間はほとんどかえって来れなかったし。こっちに帰ったら親孝行しようってずっと思ってたんだ。」

ララ「へぇ~。素敵ですね。」















ジーン「あのさララちゃん。」

ララ「はい?」

ジーン「俺行きたい店あるんだけど、付き合ってくれない?」

ララ「え?」

ジーン「こういう店、ホントは落ち着かないんだよねw」













ララ「そうだったんですか?ごめんなさい、もっと違う雰囲気のお店選べばよかったですね。」

ジーン「いや、素敵なお店なんだけど、俺がなじめないだけだよw ごめんね。」

ララ「いえ。じゃあジーンさんの行きたいお店、連れて行ってください。」

ジーン「おなかすいてる?」

ララ「え?」










路地を進んだ奥にある店。
ラーメン馬鹿野郎。





















ジーンが連れてきたのはラーメン店だった。





















ジーン「ごめんね。2軒目がここでw」

ララ「いいえ。すごくおいしいです。」



















ジーン「だろ?この前この店みつけてから、しょっちゅう来てるんだよね。」

ララ「ジーンさん、こういうのがお好きなんですねw」

ジーン「ニューヨークじゃあんまりラーメン屋ってないからね。あっても割高だし、高級品だよ。」

ララ「そうなんですか?意外です。」













ララ「デートでこういうところはじめてだから、逆に新鮮w」

ジーン「デートかw ごめんね素敵な店じゃなくてw」

ララ「いいえ。・・・ってこれデートですよね?」

ジーン「そうだねw そこ突っ込まなくてもw」

ララ「だって・・・w」













ジーン「みんなは元気にやってる?」

ララ「高校のときの仲間ですか?」

ジーン「うん。俺、誰とも連絡とってなかったからさ。」

ララ「元気ですよ。」

ジーン「そっか。」














ララ「・・・・ジーンさん、今つきあってる人とかいないんですか?」




















ジーン「うん。こっちに来たばっかりで知り合いもいないしね。」

ララ「むこうではいたの?」

ジーン「う~ん。いたときもあったけど、あんまり深い付き合いではないかな。恋人っていうよりデート相手っていうか。」

ララ「そうなんですか。」

ジーン「君は俺とデートなんかしてて平気なの?」













ララ「え?」

ジーン「彼氏いるんじゃないの?」

ララ「いないですよ。いるように見えますか?」

ジーン「うん。だって君すごく魅力的だし、男が放っておかないだろうから。」

ララ「ふふっw ありがとうございます。」












ジーン「ラーメン、冷めないうちに食べちゃおう。」

ララ「そうですね。」
































































ジーン「ごめんな送ってやれなくて。俺車なくてさ。」

ララ「平気ですよ。気にしないでください。」



















ララ「久しぶりのデートだったから・・・すごく楽しかったです。」

ジーン「久しぶりなんだ?」

ララ「はい。男友達とばっかり飲みに行ってて、こういうのは久しぶりw」
















ジーン「俺もすごく楽しかった。君といると高校の頃思い出してすごい懐かしいよw」

ララ「高校かぁ~。楽しかったですもんね。」

ジーン「ああ。キャンプしたときのこと、覚えてる?」
















ララ「あ~!そんなこともありましたね~。ふふっw そういえばあのときジーンさんたち・・・。」

ジーン「え?」

ララ「いえ、なんでもないですw」

ジーン「なんだよw」

ララ「内緒♪」












ララ「ジーンさん。」

ジーン「うん?」

ララ「またこうやってデートしてもらえますか?」

















ジーン「もちろん、いいよ。」

ララ「ホントに?」

ジーン「あぁ。」

















ララ「嬉しい・・・////」

ジーン「俺も今度は違う店探しとくよw」

ララ「はいw 期待してます。」

ジーン「じゃあ行くね。またね。」

ララ「はい。気をつけて。」













ジーンが地下鉄の改札を入っていく。





















ララ「 (ジーンさん、飾らないところも相変わらずだな。私、またジーンさんに恋してる・・・。) 」




















ララ「 (アイビーにはロミオさんがいるんだし・・・好きになるのは構わないよね・・・?) 」